- 2025.6.9
【コラム】スポーツインストラクターという仕事:子どもたちの笑顔と成長を育むやりがい
子どもの頃、スポーツに夢中になった経験はありますか?
もし、「はい!」と答えたあなたなら、スポーツインストラクターという仕事にきっと大きなやりがいを感じるはずです。なぜなら、この仕事は単に運動を教えるだけでなく、子どもたちの成長を間近で感じ、その未来を共に創り上げていく、かけがえのない喜びがあるからです。
弊社代表の中村が、若くして会社を立ち上げたその想いとは —
「できた!」の瞬間が、最高の報酬
私が小学生に体操を教え始めたのは、大学時代のことでした。当時はまだ経験も浅く、試行錯誤の毎日。しかし、子どもたちが逆上がりや跳び箱を「できた!」と満面の笑みで教えてくれた瞬間は、今でも鮮明に覚えています。あの時の彼らの輝く瞳と、達成感に満ちた表情を見るたびに、「この仕事を選んでよかった」と心から思います。
特に印象的だったのは、トランポリンとの出会いです。運動が苦手で、体操にあまり乗り気でなかった子が、トランポリンで飛び跳ねた瞬間に最高の笑顔を見せてくれたんです。その時、私は「トランポリンは、運動が嫌いな子でも好きになれる、魔法のような道具だ!」と確信しました。
スポーツインストラクターは、子どもたちが新しい技を習得する喜び、体を動かす楽しさを知る瞬間に立ち会える、とても恵まれた仕事です。彼らの「できた!」は、私たちインストラクターにとって最高の報酬となるのです。
スポーツは最高のコミュニケーションツール
スポーツは、単なる身体活動ではありません。私が中学校での教育実習で痛感したのは、スポーツが持つ「コミュニケーションツール」としての絶大な力でした。
当時、少し荒れた学校で、いわゆる「不良」と呼ばれる生徒たちとどう接すればいいか悩んでいました。しかし、体育館で彼らにバック転を教え始めると、驚くほど彼らは心を開いてくれたのです。汗を流し、互いに補助し合う中で、彼らは家庭での悩みや学校への不満など、普段は決して話さないような本音を打ち明けてくれました。
スポーツは、言葉だけでは伝えきれない心の距離を縮め、深い信頼関係を築くことができます。子どもたちは、体を動かす中で、協調性や諦めない心を育み、時には悔し涙を流しながらも、一回りも二回りも大きく成長していきます。私たちはその過程に寄り添い、共に成長していく「伴走者」なのです。
あなたのスポーツ経験が、子どもたちの未来を拓く
もしあなたが、これまでスポーツに打ち込んできた経験があるなら、それは子どもたちにとってかけがえのない財産になります。技術的な指導はもちろんですが、それ以上に大切なのは、スポーツを通して培った「人間力」を伝えることです。
私たちは、単に体操の技術を教えるのではなく、スポーツを通じて「人間教育」を行うことを目指しています。なぜなら、スポーツを通して得られる学びは、子どもたちが生きていく上で必要な、困難に立ち向かう力や、仲間を思いやる心、そして何よりも「自分を信じる力」を育むことができるからです。
「自分には何ができるだろう?」
「どんな仕事に就きたいだろう?」
もし今、そんな問いを自問自答しているなら、ぜひスポーツインストラクターという道を考えてみてください。あなたのスポーツ経験が、子どもたちの笑顔と成長、そして豊かな未来を創る力になるはずです。
スポーツコミュニティ株式会社 代表取締役社長 中村伸人