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2025.4.23

子どもと運動:量より質が大切?

子どもたちの健やかな成長に欠かせない「運動」。

でも、一体どれくらいの量をさせたら良いのか、悩むことはありませんか?今回は、子どもと運動の素敵な関係について、ちょっと深掘りしてみたいと思います。

 

運動は「量」より「質」が大切?

「毎日1時間運動しましょう!」よく聞くフレーズかもしれません。もちろん、ある程度の運動時間を確保することは大切です。しかし、[文部科学省の幼児期運動指針](https://www.mext.go.jp/a_menu/sports/undousisin/1319771.htm)にもあるように、ただ時間をかければ良いというわけではありません。子どもたちが楽しんで体を動かすこと、そして多様な動きを経験することこそが、心と体の成長には不可欠なんです。

例えば、鬼ごっこで夢中になって走り回ったり、公園の遊具で色々な動きに挑戦したり。[幼児期の運動遊び](https://goodhealth.juntendo.ac.jp/sports/000305.html)は、筋力、柔軟性、バランス感覚、持久力、瞬発力など、子どもたちの発達に必要な要素を育みます。

 

年齢によって変わる「適量」

もちろん、年齢によって適切な運動量は変わってきます。

幼児期(3~5歳):

この時期は、特定の運動スキルを身につけることよりも、体を動かす楽しさを体験することが大切です。[幼児期の運動遊び](https://www.kodomo-tairyoku.pref.fukuoka.lg.jp/children/importance.html)は、脳や神経系の発達を促し、将来の運動能力を高めることにつながります。公園での自由な遊びや、簡単なボール遊び、リズム遊びなどを通して、体を動かす心地よさを味わいましょう。時間も、集中力が続く範囲で、こまめに休憩を挟みながら行うのがおすすめです。

学童期(6~12歳):

基礎的な運動能力が発達するこの時期には、様々な運動に挑戦することが大切です。[学童期の運動](https://kaiseihp.jp/news/21566/)は、体力向上だけでなく、社会性や積極性を養う上でも重要です。遊びだけでなく、スポーツ系の習い事を始めるのも良いでしょう。ただし、過度な練習は成長期の体にとって負担になることも。週に数回、適度な時間で楽しむことがポイントです。

思春期(13歳~):

体力も向上し、本格的なスポーツに取り組む子も増えてきます。[思春期の運動](https://koutoku.ac.jp/toyooka/pdf/department/kiyou/r5/r5-17.pdf)は、身体的な健康だけでなく、ストレス耐性を高め、メンタルヘルスの向上にも役立ちます。目標を持って運動に取り組むことは素晴らしいですが、やはり休息も大切です。自分の体の声に耳を傾けながら、無理のない範囲で継続することが重要です。

 

量より「楽しく続ける」工夫を

一番大切なのは、子どもたちが運動を「楽しい!」と感じ、自ら進んで体を動かすようになること。[子どもが運動を楽しむ](https://jpc-sports.com/column/5445/)ためには、家族や友達と一緒に運動したり、好きな音楽を聴きながら運動するなど、遊び感覚でできるものから始めるのがおすすめです。そのためには、親御さんや周りの大人が、運動の楽しさを伝える工夫をすることが大切です。

 

一緒に体を動かす: 親子で一緒に散歩に出かけたり、簡単なゲームをしたりするだけでも、子どもは喜びます。
色々な運動に触れる機会を作る: 公園、児童館、地域のイベントなど、様々な場所で体を動かす機会を作ってあげましょう。
成功体験を積ませる: 難しいことばかりではなく、少し頑張ればできるような目標を設定し、達成感を味わわせてあげましょう。
頑張りを認めて褒める: 結果だけでなく、努力や頑張りを認めて褒めることで、子どものモチベーションは大きく変わります。

 

まとめ

子どもの運動に必要なのは、時間や回数といった「量」だけでなく、「楽しさ」や「多様な動き」といった「質」です。そして、何よりも大切なのは、子どもたちが運動を通して心身ともに健やかに成長していくこと。焦らず、それぞれのペースに合わせて、運動の楽しさを伝えていきましょう。

今回のコラムが、子どもの運動について考えるきっかけになれば幸いです。

 

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