スポコミを選んだ理由
私は子どもが好きで、子どもと関わる仕事を目指していました。
幼稚園の先生という選択肢もありましたが、スポーツ一筋で歩んできた自分は、
スポーツに関わりながら子どもと成長できる仕事がしたいという思いが強くありました。
スポコミの「共育」――子どもと一緒に成長するという理念に強く共感しました。
私は小3から大学4年までバドミントンに打ち込み、体操は未経験でした。
教えることに不安もありましたが、経験のない競技だからこそ、
学び続けながら子どもと共に成長できると感じ、この道を選びました。
バドミントンでは嬉しい経験以上に悔しさも味わいました。
最も印象に残るのは高3の夏の予選です。勝てば県大会という試合中に骨折。
敗北も頭をよぎりましたが、ペアの「俺が全部取るから任せて」に救われ、
勝利をつかみました。
周囲には出場は難しいと言われましたが、
ペアと立つ舞台を諦めたくなくてリハビリを重ね、無事に県大会へ出場できました。
この経験で、仲間の大切さと諦めない心を学びました。
技術だけでなく、人として成長する大切さも伝えられる先生になりたい。
それが、スポコミを選んだ理由です。
仕事のやりがい・魅力
子どもの成長を間近で見られることです。
できなかった技ができた瞬間や、話を聞くのが苦手だった子が
しっかり聞けるようになった姿など、日々様々な成長を感じています。
中でも印象に残っているのは、挨拶ができるようになった年長の女の子です。
その子は挨拶ができないというより、とても恥ずかしがり屋で、
自分の気持ちを言葉や行動で表すことが苦手でした。
いきなり「大きな声で挨拶しよう」はハードルが高いと感じ、
その子に合わせて少しずつ目標を設けました。
最初は「お母さんと一緒にお辞儀だけ」、
次に「先生と一緒にお辞儀」、
その後は「先生の横で、聞こえるくらいの小さな声で挨拶」と、
一歩ずつ挑戦できる環境をつくりました。
その積み重ねで、その子は少しずつ自信をつけ、一人で挨拶ができるように。
今では大きな声で挨拶できるだけでなく、
練習の始まりには自ら手を挙げて前に立ち、
みんなの前で挨拶してくれるまでに成長しました。
技の上達も大きな喜びですが、それ以上に、
子どもが人として成長する姿を見ることが一番のやりがいです。
この経験を通して、「この仕事を選んで本当に良かった」と感じました。
現在目指している姿
人として成長できるように寄り添い、伝えられる先生になることです。
単に技術を教えるだけではなく、その子の考え方や行動、
人間性まで育てられる先生を目指しています。
例えば、「なぜできなかったのか」「どうすれば次はできるのか」を
子どもと一緒に考えたり、礼儀や感謝、仲間を大切にすることなど、
競技以外で大切なことも伝えていきたいと考えています。
私は、人間性が成長することで、技術面の成長にもつながると考えています。
子どもたちには、「なぜ今怒られたのだろう。友達に迷惑をかけてしまったからだ」
「なぜ技ができるようになったのだろう。先生の話をしっかり聞いて練習したからだ」
と、自分自身で考えられるようになってほしいです。
そのため、先生の話を聞くことの大切さや、
話を聞いているときに友達と話していると大切なことを聞き逃してしまうことなども、
日々の指導の中で伝えていきたいと思っています。
このように、子どもたちから「なんで」「どうして」という疑問を引き出し、
自分で考える力を育てることが、人としての成長につながり、
その積み重ねが技術面の成長にも結び付くと考えています。
