- 2025.7.2
「面接する姿に憧れて」――人事という舞台で、会社の未来をつくる挑戦。
スポーツコミュニティでは、スポーツインストラクターの仕事をしながら、
”セクション”に所属することができます。
今回は、人事セクションに所属する社員をご紹介します!
2023年に新卒で入社し、現在は茨城支社で勤務している吉井さん。
入社2年目にして、会社の採用活動の最前線で活躍する“人事セクション”の一員です。
インストラクター職として活躍する一方で、なぜ人事を志したのか。
そして、どんな仕事にやりがいを感じているのか。
これから社会に出る学生のみなさんに向けて、率直な言葉で語ってくれました。
■ 「人事って、面接する人でしょ?」と思っていたけれど…
皆さんは“人事の仕事”と聞いて、どんなイメージを持ちますか?
おそらく多くの人が、「面接をする人」や「採用担当」という印象を持つのではないでしょうか。
吉井さんも最初はそう思っていたそうです。
「でも実際にやってみると、それだけじゃないことに気づきました。
もちろん面接も大切な仕事のひとつですが、人事セクションって“会社の外とつながる仕事”がすごく多いんです」
大学や学生、時には企業など、社外のさまざまな人たちと関わりながら、
自社にマッチする人材を探していく。イベントを企画したり、説明会を運営したり、その仕事はとても多岐に渡ります。
「だから、人と関わるのが好きな人にはぴったりだと思います」
■ 憧れの先輩との出会いが、すべての始まりだった
そんな吉井さんが人事セクションに興味を持ったのは、ある“先輩”の存在がきっかけでした。
「茨城支社に人事セクションの先輩がいて、その方が面接している姿を見たんです。
『かっこいい!』って思いました。それが最初の動機ですね」
当時は、まだ人事の仕事の詳細なんて何も知らなかったけれど、
“自分もあんな風になりたい”という気持ちが芽生えた瞬間でした。
「その後で、人事って会社の成長に直接関われる仕事なんだって知って、さらに興味が深まりました。
自分の関わり方次第で、会社にどんな人が入って、どう変わっていくかが決まる。それってすごい影響力のあるポジションだと思います」
■ 学生との距離を縮めることが、今の自分の仕事
現在、吉井さんが担当しているのは、主に学生とのコミュニケーション。
「会社説明会に参加してくれた学生の質問に答えたり、内定を出した学生と連絡を取り合ったり。
たとえば“マスココミ祭”っていうイベントを通じて、入社前にもっと会社を知ってもらえるような場をつくっています」
この「入社前の安心感」をつくることは、採用活動においてとても大切な役割です。
「学生さんの不安や疑問を、少しずつ解消していく。その中で“この会社いいな”と思ってもらえたらうれしいですね」
■ 社外とのつながりが、自分を成長させてくれる
人事セクションの仕事には、社外との調整や交渉も多く含まれます。
「他社を調べて、どう説明したら伝わるかを考えることもあります。
社内の人に協力をお願いをする場面もあるので、交渉力や伝える力も磨かれます」
社内だけにとどまらず、社会の中で“会社の代表”として立ち回る経験は、
確実に吉井さんの視野を広げてくれているようです。
■ 2年目になって気づいた“会社を見る目”の変化
人事セクションでは、毎週定例の会議があります。
そこでは、採用の進捗だけでなく、会社全体の状況や方針についても共有されるため、
若手であっても自然と「会社の今」を知る機会が増えます。
「最初は正直、話を聞いてもピンとこなかった部分もありました。
でも1年を経て、今では“今こういう状況だから、この施策なんだな”って、会社全体の動きが少しずつ見えてくるようになりました」
その感覚は、責任感や当事者意識にもつながっていると言います。
■ 今の目標は、“面接官として一人立ちすること”
現在の吉井さんの目標は、面接を一人で担当できるようになること。
「まだ面接官として一人で任されるには、テストに合格しないといけないんです。今はそこを目指して頑張っています」
また、人事セクションで得た知識や視点を、
もっと支社や会社全体に伝えていける存在にもなりたいと考えています。
「人事として影響力を持てるようになりたい。それが今の自分の目標です」
■ 学生のみなさんへ
最後に、吉井さんから、これから社会に出る学生のみなさんへメッセージをもらいました。
「“面接をしてる先輩がかっこよかった”っていう、ちょっとした憧れからこの道に入りました。
でも今は、それが自分のやりがいにつながっています。
自分が関わった人が入社してくれたり、会社の未来に少しでも貢献できてると思うと、すごくうれしいです」
「まだ何をしたいかわからない」という学生の方も、誰かの“かっこいい”をきっかけに動いてみることが、
大きな一歩になるかもしれません。
「あのときの憧れに、今、自分が近づいている」
吉井さんはそう感じながら、今日も学生一人ひとりと向き合い、言葉を届け続けています。