スポーツコミュニティ


コラム

Column

2025.6.19

【コラム】スポーツのチカラを仕事に!~急成長業界で、君は何を掴む?~

未来を掴む君たちへ:スポーツが教えてくれる「仕事」の本質

 

皆さん、こんにちは!

突然ですが、皆さんはスポーツと聞いて何を思い浮かべますか? 勝利の喜び、仲間との絆、それとも白熱した試合展開でしょうか。

実は今、このスポーツがとんでもない勢いでビジネスの世界を駆け上がっているんです。2015年には5.5兆円だった市場規模が、2025年にはなんと15兆円に達すると予測されています。この成長を牽引しているのが、莫大な金額で取引されるスポーツ放映権。アメリカンフットボールのNFLは1試合で約40億円、インドのクリケットも約20億円。もはやスポーツは、世界を股にかけるエンターテインメント産業の主役と言っても過言ではありません。

なぜこれほどまでにスポーツが求められるのか? それは、言葉の壁を越えて感動を共有できる普遍的な力と、「筋書きのないドラマ」という唯一無二の魅力があるからです。日本でも、DAZNのような配信サービスの普及で視聴スタイルは多様化し、今後は「ペイパービュー」のような新しいビジネスモデルも広がる可能性を秘めています。インターネットの進化は、これまで脚光を浴びなかったマイナーな競技にもスポットライトを当てるチャンスを生み出しています。スポーツビジネスは、まさに今、爆発的な成長期を迎えているんです。

君の「好き」が「仕事」になる場所
さて、スポーツビジネスと聞くと、なんだか遠い世界のように感じる人もいるかもしれませんね。でも、実はこの広大なスポーツ業界には、皆さんの「好き」や「得意」を活かせる多様な仕事が存在します。大きく分けると、**体を動かす「フィジカルワーク」**と、**机に向かう「デスクワーク」**の2種類があります。今回は、就活中の皆さんに特に注目してほしい3つの業界を深掘りしてみましょう。

1. メーカー:ブランドを「創り」、未来を「描く」仕事
ナイキ、アディダス、アシックス…。誰もが知る大手スポーツメーカーは、単にウェアやシューズを作るだけではありません。彼らのミッションは、自社のブランド価値を高め、スポーツを通じて社会に貢献すること。トップアスリートへの用品提供を通じたブランディング、画期的な商品開発、戦略的なマーケティングなど、その仕事は多岐にわたります。

「体育学部出身じゃないから無理かも…」なんて心配はご無用。もちろん専門知識は役立ちますが、それ以上に求められるのは、変化を恐れない人間力と、幅広い視点で物事を捉える知識です。大企業だからこそ、すぐに希望の職種に就けるとは限りませんが、OB・OG訪問などを通じて具体的な情報を集めれば、きっとあなたに合った道が見つかるはずです。

2. フィットネス業界:健康を「デザイン」し、人を「育てる」仕事
最近、フィットネスジムに通う人が増えていますよね。この業界は、大型施設と24時間ジムのような小規模施設への二極化が進み、競争が激しくなっています。

以前はインストラクターとして指導することが中心でしたが、今はそれだけではありません。アルバイトやパートスタッフの教育、店舗全体のマネジメント、さらには経営まで、仕事内容は多岐にわたります。

「スポーツの専門知識があるから大丈夫!」と思うかもしれませんが、それ以上に重要なのはマネジメント能力や経営に対する興味。例えるなら、スーパーの店長のように、幅広い業務をこなすゼネラリストとしての能力が求められるんです。

3. 幼児体育業界:子どもの未来を「育む」仕事
「子どもたちにスポーツを教えたい!」そんな熱い思いを持っているなら、幼児体育業界がぴったりかもしれません。この業界には大きく2つのタイプがあります。

幼稚園型: 幼稚園と契約し、正規の体育授業や放課後の習い事を提供します。特に男性指導者のニーズが高い傾向にあります。
非幼稚園型: 幼稚園に属さず、自社で教室を開設し、小学生をメインターゲットにスポーツスクールを展開します。男女問わず活躍でき、自社の裁量で事業を拡大できるのが魅力です。
この仕事で何よりも大切なのは、指導者自身の人間力とコミュニケーション能力。「この先生と出会えてよかった!」と子どもたちや保護者から思ってもらえるような、人柄や指導力が何よりも重要になります。

 

君のスポーツ経験は、きっと社会で「活きる」
皆さんはこれまでの人生で、スポーツから何を学びましたか? 僕は、教育実習でのある体験が忘れられません。言葉だけではなかなか心を開いてくれない子どもたちと、スポーツを通じて深い信頼関係を築けたんです。スポーツは、人々の心をオープンにし、コミュニケーションの架け橋となる強力なツールだと実感しました。

そして、スポーツは単なる技術習得の場ではありません。礼儀、協調性、努力、弱者への配慮など、人間形成に必要な多くの学びを与えてくれます。特に幼少期に真剣にスポーツに取り組んだ経験は、未来を担う子どもたちの教育に大きく役立つはずです。

「日本のスポーツは『道』という概念があるように、単なる勝利至上主義ではなく、人間性の向上や人格形成を重視する文化がある」とある方がおっしゃっていました。これは世界から見ても稀有な、日本が誇るべき大切な価値観です。僕の恩師の「たまたま体操だっただけで、教えているのは人間教育」という言葉は、まさにスポーツの本質を捉えています。

皆さんがスポーツを通じて培ってきたものは、技術だけではありません。かけがえのない人間力や価値観を育んできたはずです。その経験を社会で、特に次世代を担う子どもたちの育成に活かすことは、日本のスポーツ文化をさらに豊かにする上で非常に意義深いことだと思います。

スポーツは、単なる趣味や習い事ではなく、これからの社会で皆さんが活躍するための強力な「武器」になり得ます。さあ、皆さんのスポーツ経験を、未来のキャリアにどう繋げていきますか?

 

スポーツコミュニティ株式会社 代表取締役社長 中村伸人


【コラム】スポーツが教えてくれた、人生で最も大切なこと

【コラム】スポーツインストラクターという仕事:子どもたちの笑顔と成長を育むやりがい

募集要項

メールでのお問い合わせはこちら

お電話お問い合わせはこちら

tel:045-565-9128

受付時間 : 平日9:00~18:00
(土日祝、GW、夏季休暇、年末年始を除く)

採用情報RECRUIT INFORMATION

詳細はこちら >

メディア情報MEDIA INFORMATION